2014年2月13日木曜日

ソーシャルインパクトを投資の新しいモノサシに


企業の時価総額(非説明変数)を、ROE(説明変数1)に、ソーシャルインパクト(説明変数2)を加えることで、どのくらいうまく説明できるのか? モデルをつくることができるかを実験中。

上場会社50社ぐらいでやってみたが、Rスクエアが40%から70%ぐらいに高まる。この価値は投資パフォーマンスが5%から20%ぐらいに高まるインパクトがあると思う。

もし、モデルを実証できれば、ROEという経済のモノサシにソーシャルインパクトという社会のモノサシを加えることで、

投資家の投資パフォーマンスも高まることを意味し、
ソーシャルインパクトの重要性も企業の方々にもより理解されるようになる。

社会のモノサシをもたないと、株主も儲かりませんよ

キャッチフレーズは 
ソーシャルインパクトを投資の新しいモノサシに

2014年2月12日水曜日

クラウドサービスの社会的探索コスト



今月のHBRに「クラウドの知恵の活用法 他者の意見をいかに判断に取り入れるか」論文が寄稿されている。

「社会的探索」の必要性、重要性に言及している。意思決定を最適化する上で、他人の意見を参考にする社会的探索が実は意思決定の質を大きく左右する。

自分なりに解釈すると、
まず、自分が課題を解決したい時に、
①自分の周りに、そのテーマに詳しそうな人に話を聞く(グループ内探索)
②自分の周り以外の人でも、そのテーマに詳しそうに話を聞く(グループ外探索)
①よりも①+②を多くした方が、意思決定の質は高まる。また、②をどういうマッチングメカニズムが使われるかも、質を左右することになる。

特に、②のグループ外探索が、非定型の未知な複雑な問題解決には重要となる。

①は自分の日頃からの交流関係、努力、ソーシャルキャピタルによって決まる
②はクラウドサービスやソーシャルネットワーク等を活用することができる

様々なクラウドサービスが出てきているが、 この②の社会的探索コストをどういう仕組みで下げているか、どのような誘因の参加デザインを作っているかという観点から分析すると有意義である。