ESG投資を考える上で、よく参考にするのが、ロバート・エクレス氏のHBR 2013年9月「ESGパフォーマンス、持続可能な指標」という論文である。ちなみに、Eは環境、Sは社会、Gはガバナンスである。HBSのエクレス教授は、統合報告、SASB等での活躍されている方である。
すべての企業が持続可能性と事業の両立がまさに課題となっている中で、どうやって両立していくかが課題になっている。
この論文の趣旨は、
ESGパフォーマンスと財務パフォーマンスは、基本的には両立しないけど、製品やプロセス、ビジネスモデルにイノベーションがあれば、両立することが可能である、ということである。
これは、当たり前といったら当り前な話。
では、次の問いは、「どうしたら、ESGパフォーマンスと財務パフォーマンスを両立するそのイノベーションをおこすことができるか」である。
エクレス氏は、次の4つのステップを提示している。
①重要なESG要因を特定する(マテリアリテイの特定)
↓
②財務パフォーマンスとESGパフォーマンスとの関係を定量化する
↓
③製品、プロセス、ビジネスモデルを変革する
↓
④会社のイノベーションをステークホルダーに伝える
現段階では、日本の企業の多くが①の段階、②ができている企業はほとんどないのが現状である。②は、海外でも、SAP等先端企業が②を統合報告書で示している。この部分が統合報告書でも求められる「統合思考のエッセンス」とも言える部分だろう。
すべての企業が持続可能性と事業の両立がまさに課題となっている中で、どうやって両立していくかが課題になっている。
この論文の趣旨は、
ESGパフォーマンスと財務パフォーマンスは、基本的には両立しないけど、製品やプロセス、ビジネスモデルにイノベーションがあれば、両立することが可能である、ということである。
これは、当たり前といったら当り前な話。
では、次の問いは、「どうしたら、ESGパフォーマンスと財務パフォーマンスを両立するそのイノベーションをおこすことができるか」である。
エクレス氏は、次の4つのステップを提示している。
①重要なESG要因を特定する(マテリアリテイの特定)
↓
②財務パフォーマンスとESGパフォーマンスとの関係を定量化する
↓
③製品、プロセス、ビジネスモデルを変革する
↓
④会社のイノベーションをステークホルダーに伝える
現段階では、日本の企業の多くが①の段階、②ができている企業はほとんどないのが現状である。②は、海外でも、SAP等先端企業が②を統合報告書で示している。この部分が統合報告書でも求められる「統合思考のエッセンス」とも言える部分だろう。