2011年11月30日水曜日

ソーシャルキャピタル仮説



資本主義2.0から資本主義3.0のパラダイム転換の中で、企業経営の目標とベンチマークは時価総額、ROEから、ソーシャルキャピタル、社会的なインパクトへ変わっていく。

企業ソーシャルキャピタル(SC)にはまだわかっていないことも多いが、以下のような命題が考えられる。
命題 企業SCが高まると、不況への抵抗力が強くなる
命題 企業SCが増えると、取引コストが下がり経済効率性が高まる
命題 企業SCが増えると、異種情報との接触が増えイノベーション力が高まる
命題 企業SCが高まると、共感よびこみ力が高まり、口コミが増える
命題 企業SCが増えると、双方向型インタラククションが増え、コミュニティ形成力が高まる
命題 企業SCが増えると、顧客の信頼が高まり、購買までのサイクルが短縮される

2011年11月29日火曜日

ソーシャルグラフ8分類




より包括的に、ソーシャルグラフの形と良い企業、個性的な企業の関係を示すと、2の3乗、8分類になる。

パラダイムシフト1
全ての企業がソーシャルに向かう

パラダイムシフト2
×企業は経済的価値を追求するだけでいい
○企業は経済的価値とともに社会的な価値を追求する
→経済的価値とともに社会的な価値の測定が必要になる

パラダイムシフト3
何かを知っている価値<誰かとつながっている価値

情報を独占する価値(マイクロソフト)→情報を見つける価値(ヤフー、グーグル)→情報を共有する価値(Facebook)

つながりの力、企業ソーシャルキャピタルを定量的に測定し、企業経営に活かせる、高める方法論を開発しています。

2011年11月28日月曜日

ソーシャルグラフの形で、良い会社が決まる時代に入った!?



人と人とのキズナの深さ、信頼の大きさで、企業の成功が決まる時代になってきた。このようなソーシャルキャピタルは、還元すると、社内同士、社内外でどういうソーシャルグラフになっているかということだ。

ソーシャルグラフのベクトルとしては3つ考えられる。
①企業内、②企業内外、そして、③社会に対するベクトルの3つである。

企業内で豊かなソーシャルグラフが築けていれば社内の効率は高まるだろう。
企業内外、顧客や取引先との間に豊かなソーシャルグラフが築ければ、社外との効率は高まる。ここまでは、優良な日本企業の中でクリアーできている会社も多い。
これから求められるのは、もう一つのベクトル、社会に対するベクトルである。社会の課題や問題に対する感度が低い会社は必ずしも社会から信頼を得ることができないだろう。

以上の3つの軸で分類すると、
ソーシャルグラフのパターンは6つに分類できる。
パターン1 理想型
パターン2 外弁慶
パターン3 内弁慶
パターン4 優良企業
パターン5 社会貢献バカ
パターン6 破滅型

あなたの会社はどのパターンに入るだろうか?