ソーシャルメディア戦略と組織の補完性
ALTIMETERのソーシャルメディア予算のレポートが面白かった。売上規模が大きくなると予算を増える、成熟化するにつれて予算が増えるのはある意味では当たり前の話。
興味深かったのは、予算が増えるにつれて、組織の運営形態が異なっていると指摘している点である。4つのモデルに分類している。
① Decentralized,②Centralized ③Hub and spoke ④Multiple Hub and spoke
このレポートでは、ソーシャルメディア予算が増えるにしたがい、③Hub and Spokeを採用している組織が多いと指摘している。
この事実をどう捉えるべきか?
一つは、多くの予算を消化するには、③Hub and Spokeにならざるを得ないという考え方。
もう一つは、ソーシャルメディア戦略をうまく実行する(予算を多くとっている)ためには、この③Hub and Spokeの形が必要だという因果関係を想定する考え方である。
後者の因果関係を想定した場合は、今後、日本でもソーシャルメディア戦略を実行するには、どういう組織形態で展開しなければならないかも意識しなくてはならないことを意味している。複数のソーシャルメディアを連携させることで、どのように情報の流れ、人の流れをどう作るのかという点と意思決定のポイントをどこに置くかがポイントになるだろう。
組織化モデルは、会社の文化も影響してきますね!
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