2010年9月22日水曜日

CSR3.0の時代

 今日は竹井善昭氏の講演会に出席した。テーマは「CSR3.0の時代」
出席者は200人あまり。企業側とNPOではNPO側の出席者が多かったように思う。独特のカラーがあるので、なんとなく、だいたいわかる。

 コトラーのマーケティング3.0 (人間志向)、 ダニエル・ピンクのモチベーション3.0(世の中に役立っている感)を提唱し、CSRも2.0から3.0に変わらなくてはいけないという主張。
これからのCSR3.0は儲かる CSRだというのがキャッチフレーズだが、その具体的な方法論の提示はなく、いささか消化不良。

 人に見られると自分の行動も変わるけど、我々はソーシャル時代に、適応戦略の結果として、新しい人間像に脱皮しているのかもしれない。(より他人にやさしく親切に)。ゲーム理論でも情報の双方向性が囚人のジレンマで協調行動を誘発する契機になることが示されているし、繰り返しゲームの側面もあり、協調を誘発するインセンテイブを有する。

 CSRでどう企業の利益につながていくかは、私が提案している、「ミッションリンクと売上のリンク」をロジックモデルで整理すると活動インパクトと関連性を整理することができる。これはNPO側の企業へのマーケティング提案にも有効と思われる。相手の企業のミッションと自分たちが提案する マーケテイングがどう関連し、インパクトを与えうるかを説得力をもって示すことができる。

 NPO側と企業側はカラー、色、においが違うので、なかなか相手の立場にたった提案になっていないきらいがある 今回の参加者の方々の質問から、いかにNPOの人たちが企業側に受け入れられる提案をしていくかに 苦労しているかが分かった。「NPO向け、企業に認められるマーケテイング提案の考え方と実践」というコンテンツつくるといい かもしれない。。

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