2013年2月10日日曜日

コンテクスト作りとしてのCSR


 企業CSRは企業製品やその機能を直接的に生活者に売込むことはしない。むしろ、生活者とのコンテクスト作りに役立つのである。

CSRを企業の生活者とのコンテクスト作りという視点から捉え直すと、いろいろと見えていないものが見えてくることがある。

まず、コンテンツ、コンテクストの一般原則を考えてみよう。

一般原則は

①コンテクストはコンテンツに先行する。つまり、コンテクストがないとコンテンツが流れない

②コンテクストはストックである。以前のコンテンツ効果が累積されている

③単純なコモディティ製品を除いては、購買に大きな影響を与えるのはコンテンツよりコンテクストである

④コンテクストがないとストーリーは生まれにくい

⑤コンテンツを流すことを目的とするコンテンツと、コンテクスト作りを目的とするコンテンツは異なるものである

⑥コンテクストを作る上で重要なのは双方向的なコンテンツの流れ(対話、ダイアログ)である

⑦企業側のリアルタイムな対応により、オンライン上でもコンテクスト作りが可能となってきている

⑧コンテクストは意味的消費においても重要な役割を果たす。





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