2011年1月21日金曜日

リアルタイムコネクション

 今年は、ソーシャルメディアを介して、どんどんリアルタイムコネクションが張り巡らされているな、という感じがします。今年は、このリアルタイムコネクションを企業としてどう資産として活かせるのかが課題になってきますね。これまでの企業のやってきたこと、やっていいことの常識をもう少しはみ出す必要が出てきていると思うんですね。

ちょうど、勉強会でデービッドスコットのReal-Time Marketing and PR: How to Instantly Engage Your Market, Connect with Customers, and Create Products that Grow Your Business Nowを読んでいるところです。あんまりわからないですけど(笑)。この人の本、モデル化とか、概念化が全くないんですけど、事象から演繹的にテーゼを導くところがうまくて割に面白いんです。キーワードはスピードとパーソナルケアです。

 リアルタイムでつながる価値ってとっても大きいと思うんですね。経験を共有するというか、感情さえも共有できる。リアルタイムじゃないとなかなか伝えられないものって実は非常に大きいと思うんですね。例えば、一緒に野球を見に行って観戦している時のハラハラドキドキの感。これが、リアルタイムでなく、昨日の野球みた? 見たよ。面白かったね。そうだね〜、との違い。

リアルタイムでつながっていくと、そのコンテクストに、いろいろな情報が入るから、企業からするとつらいところも出てきます。期待値レベルが明らかに上がりますから。そこで、スピードとパーソナルケアが戦略と戦術面で必要になってきます。

 企業が個々のお客さんのことを理解していないのが当たり前だし前提だったのが、
企業がお客さんのことをある程度理解しているのが当然みたいな。そういう考え方や情報を前もって知っているから、決まるときはすぱっと話が通り分かりあえるんですけどね。長年の友人みたいに。初対面で、私あなたのことわかります、みたいな(笑)。ホントですかーーー、みたいな。

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