失敗のベーシックデザイン
ベンチャーキャピタリストとして働いていた時、約2000のベンチャー企業の中から、「ベンチャー企業の失敗パターン」を類型化して、パターン化したものです。
http://scr.bi/eXeaKT
それぞれ、的外れ、力不足、遠回り、障害が邪魔、動く的、優柔不断、右往左往、敗退、幻想の市場と名付けました。
ベンチャーキャピタルは成功パターンを見つけることとともに、失敗のパターンを知りその徴候を見分け、それを避けるというのも成功確率を高める上で重要な仕事です。上記の失敗パターンに当てはまるもとでの、成功確率はかなり低くなります。このパターンに合致するかどうかが、ベイズの条件付き確率のような働きを果たすのです。
今、ソーシャルエンタープライズの診断カルテのようなものを考案中です。東大i.schoolが、①問題の原因、②解決の原動力、③解決の手段にわけて、項目チェックをしているのですが、実際の有用度はかなり低い感じなので、自分で作ろうと。そもそも問題の原因をとり間違えた場合、次の解決の原動力も手段も無用になっているケースがほとんどです。有用なものを作って、社会の共有財産にしていきたいと思います。
0 件のコメント:
コメントを投稿