2011年2月3日木曜日

今年後半からはソーシャルメディア(関連)不況が来る?

 バラ色の未来が描かれたその後には、必ず深刻な不況が訪れる。好況の時には既に不況の種がまかれる。しかしながら、人々はそのことには気づかない。インターネットですらそうだった。ソーシャルメディア(関連)においても然り。

 新しいテクノロジーはある意味では、一時的に不均衡を拡大する働きがあるのだ。波に乗れる産業と衰退する産業、技術をうまくリードできる企業と破れる企業。それが金融の不均衡を伴う場合、深刻な不況を招くケースがある。新しいテクノロジーでバラ色の未来が描かれていたのに何故?と皆が不思議がるが、そこには必然的なプロセスが存在する。

 インターネットバブル崩壊は2001年くらいから。ソーシャルメディア(関連)の場合は今年後半から始まるのではないかと私はみている。

今、一番過熱感が目立つのがソーシャルゲームとグルーポン系サービスだ。

アメリカの成功事例→参入企業が相次ぐ→VCが集中投資→プレーヤーの勝敗がつく(勝者はほんの一部)→負け組は事業縮小・リストラ→VCは大打撃→投資を控える→不況が長引く

 このゲームの特徴は、ばくちの掛け金がどんどんあがっていく。最初は恐る恐る賭けていたのが、プレーヤーは熱くなり、1プレー当りの掛け金がどんどんあがり、最終的には負けがこんで、すっからかんになる。

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