ソーシャルセクター、社会起業家は、「ビジネスモデル」をどう考えるべきか?
その前に、そもそも、ソーシャルセクターに「ビジネスモデル」が必要なのか?
この問題には一般に大きな誤解があると思う。ソーシャルの方は組織規模も小さく、ビジネスセクターと比較すると比較的単純である。だから、ソーシャルセクターにビジネスモデルは必要ないのではないか? と一般の人は思っている。当の社会起業家もそうである。
しかし、果たして、本当にそうだろうか?
ソーシャルセクターはビジネスセクターと比較すると、お金を儲けるモデルにするのがより難しいということを考えると、実は、ビジネスセクターよりもソーシャルセクターの方が「ビジネスモデル」がより重要になるのである。
特に、ステークホルダー、顧客だけでなく、顧客以外の社会に提供する「社会的な価値」をどうマネタイズにつなげるかという点が、ソーシャルセクターのビジネスモデルの最大のキーポイントになっている。
Osterwalder氏の著作「ビジネスモデルジェレーション」は、ビジネスセクターのビジネスモデルを扱った本で、良書で非常に売れている。
しかしながら、主にビジネス向けに開発されたものなので、
私からみると、ソーシャルセクターの場合はこの部分を変えないとうまくビジネスモデルを作ることが難しい、思われる点がいくつかある。
「ソーシャルビジネス、社会起業家のためのビジネスモデル立案の新しい手引書」が必要かな、と考えています。
今後、「社会起業家のための、ビジネスモデル・ジェネレーション」というワークショップ講座を、オリジナルテキストとともに、ご提供していきたいと考えています。
このプログラムは、「被災地向けファンドレイズプロボノプログラム」の一貫としてご提供していく予定ですので、こちらにご参加下さい。詳しくは、takukumazawa@gmail.comまでお問い合わせ下さい。
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