リチャードフロリダの「クリエイティブ・クラス」で、これからの都市に必要な変革について、クリエイティブ・コンパクトとしてまとめている。
クリエイティブコンパクトとは、もともと、1930年代から50年代にかけて工業化社会における繁栄を導いた社会契約になぞられて、新しい経済に必要な社会契約としての提案されたものである。
私はこれを修正して、
これからの日本の繁栄に必要な社会契約として、「ソーシャル・コンパクト」としてまとめ直してみた。日本の震災復興においても役立つ指針にしたい。
全部で11項目ある
- 全ての人間は生まれながらにして創造的(Creative)であり、ひとりひとりの可能性を信じる
- あらゆる社会の課題(失業、貧困等)は、個人の問題ではなく、社会の制度がもたらしたものであり、その改善は完璧に可能である
- 個人、および組織の創造性(Creativity)を社会の課題解決のために最大限に使う
- あらゆる面で起業家精神を促す
- 異質な人たちとも手を組むオープンイノベーションを広げる
- 創造性を育む教育に対して投資をおこなう
- 大学を創造性のハブにする
- 自己表現こそが経済成長の核心であり、自己表現できる能力こそが経済成長のエンジンであり、あらゆる場面で自己表現を促す
- あらゆるコミュニティを創造的にする
- 目に見える経済的な利益とともに、目に見えないが価値がある社会的な利益に対して十分な配慮をもつ
- 地方の時代を実現する
- 異質なものへの受容性、開放性と多様性の価値を再確認する
- グローバルな視点を取り入れる
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