2012年9月1日土曜日

リストラ予測モデル


シャープ等の日本の家電業界の大リストラの観測があがっている。
 就職する人にとっても、大リストラがありそうな会社かどうかは気になるところだ。

リストラ可能性を予測するモデルが役に立つのではないかと思う。

金融の世界で、有名な倒産可能性予測モデルがある。このモデルは米国で作られたが、日本企業にも十分に通用することが実証されている。このモデルを応用することで、かなり精度の高いリストラ可能性予測モデルを構築することができると思う。

特に、日本企業のリストラは業績に対してかなり遅効性があるので、
財務分析で、日本企業のリストラ可能性はかなり予測可能となる。

後、日本企業は経営陣が交代したり外資やファンドが資本参加すると、リストラを加速させる傾向を持つ。また、ライバル会社がリストラすると、横並びでリストラをする。

基本モデル

  • アルトマンの倒産予測モデル(Zスコア)
  • 時価総額の低下率
  • 生産性の低下トレンド(1人当りの売上高の低下率)
  • 赤字の継続年数
  • 同業種のリストラ発表の有無
  • 資本構成の変化(外資、ファンド等の資本参加等)
  • 経営者、経営陣の交代

この情報をモデル化することで、リストラ可能性60%が今期は80%に高まったなど、リストラ可能性の予測モデルを作ることができる。簡単にできるので空いた時間で作ってみたい。

 このモデルの数値をもとに、アウトプレイスメント会社は営業をかけたり、社員の人員拡充を図るなどができる。また、就職する新卒者にとっても、この情報は貴重ではないかと思うので、この製品の価値は十分に高いと思う。

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