2013年のソーシャル業界の方向性を考えてみたいと思います。以下の図表(Social Impact Chart)のように考えると見通しが良くなります。
まずは、①社会的価値をどうする創造するのかがスタートラインとなります。昨年「ソーシャルビジネスの新潮流」という本を書き、その中で「ソーシャルビジネスモデル」という考え方を示すことができました。ビジネスモデルキャンバスを応用して、ソーシャルインパクトをその中に組み込みました。サービスの受益者とお金の支払い手が異なるケースが多いソーシャルビジネスではこのソーシャルインパクトをビジネスモデルに組み込むことが非常に重要となります。また、社会的価値を生み出すには様々なセクターの協力が必要という認識が高まり、Collective Impactという考え方など理論化が進んできています。当社のリサーチャーで働いて下さっている方が慶応SFCの大学院でこの実証研究をする予定です。
その社会的価値が生み出されると、それを投資に活かす③社会的投資の分野や、④社会的認証、法人格が関連してきます。前者は英国で生まれたソーシャルインパクトボンドが昨年はアメリカのニューヨーク市で発行されました。今年は日本型SIBが発行すべく努力したいと思います。この分野は公契約の第一人者である、明治大学の塚本先生、明治学院大学の西村先生と一緒にやりたいと思っています。
もう一つの社会的価値評価の応用としては、④社会的認証があります。政府、州などの公的に認めるものと、第三者認証の2つがあり、特に、後者のB-Corporationの動きが注目されます。 原丈人の公益資本主義の認定など、この分野でも日本独自の動きが出てくるでしょう。
大きな流れは、NPOと企業の境界が曖昧になり、共通の評価基準、モノサシを求める動きが、両方のセクターの垣根をさらに低くすることになるでしょう。
まずは、①社会的価値をどうする創造するのかがスタートラインとなります。昨年「ソーシャルビジネスの新潮流」という本を書き、その中で「ソーシャルビジネスモデル」という考え方を示すことができました。ビジネスモデルキャンバスを応用して、ソーシャルインパクトをその中に組み込みました。サービスの受益者とお金の支払い手が異なるケースが多いソーシャルビジネスではこのソーシャルインパクトをビジネスモデルに組み込むことが非常に重要となります。また、社会的価値を生み出すには様々なセクターの協力が必要という認識が高まり、Collective Impactという考え方など理論化が進んできています。当社のリサーチャーで働いて下さっている方が慶応SFCの大学院でこの実証研究をする予定です。
次は、②社会的価値評価です。SROIやSIR社で開発したソーシャルインパクト指数がああります。SROIが効率性指標なのに対して、ソーシャルインパクト指数は効率性と効果性の両方を取り入れた指標であり、SROIの計算の煩雑さを改善することができます。実際にSROIを算出した人はわかるのですが、SROIの絶対的数値に本質的な価値はなりません。それなのに、SROIの計算に厳密性を求めるのは全く愚かなことなのです。これがSROIが普及しない本質的な理由です。
その社会的価値が生み出されると、それを投資に活かす③社会的投資の分野や、④社会的認証、法人格が関連してきます。前者は英国で生まれたソーシャルインパクトボンドが昨年はアメリカのニューヨーク市で発行されました。今年は日本型SIBが発行すべく努力したいと思います。この分野は公契約の第一人者である、明治大学の塚本先生、明治学院大学の西村先生と一緒にやりたいと思っています。
もう一つの社会的価値評価の応用としては、④社会的認証があります。政府、州などの公的に認めるものと、第三者認証の2つがあり、特に、後者のB-Corporationの動きが注目されます。 原丈人の公益資本主義の認定など、この分野でも日本独自の動きが出てくるでしょう。
大きな流れは、NPOと企業の境界が曖昧になり、共通の評価基準、モノサシを求める動きが、両方のセクターの垣根をさらに低くすることになるでしょう。
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