2013年12月30日月曜日

ウィキペディアの衰退、クラウドビジネスの方向は?



 今月号の雑誌アスキークラウドに「ウィキペディアの衰退」が特集されている。現在、様々な形で集合知(クラウド)を活かすビジネスモデルが勃興、成長する中で、その先駆けであるウィキペディアは逆に競争力が低下したというのは興味深い。

 確かに、自分自身もウィキペディアに書き込んだことはない。誰でも書き込めるオープン性はあるが、実際に書き込む人は専門家だったり、関係者だったり、ごく一部の人に占められているのかもしれない。一般の人にとっては敷居が高い。

 今、クラウドビジネスで求められるのは、オープンであるとともに、そこで異質の知が融合されることで、新しい知の発見やイノベーションが実現できる点である。
それだけに、敷居を低くして、どのようにユーザーを引き込み、関与されるか、そのユーザーインターフェースや設計思想が重要となっている。クラウドビジネスはある意味の民主化プロセスなのだ

 今後、ウィキペディアの衰退が象徴するように、クラウドビジネスは静態的なものからより動的なもの、インタラクティブ、コラボ的なものに移っていくだろう。

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