今日はコーズマーケティングの勉強会に参加。日本のコーズで最も有名なのは「Volvicの1L for 10L」。今回はその話を担当者の方から直接聞ける貴重な機会。
ボルヴィックが売れると、その売上の1部がユニセフに寄付され、ユニセフがアフリカのマリに井戸を作る。売上1L分につき10Lの水が作られるという仕組みだ。
成功の背景としてポイントは4点。1点目は、ボルヴィック(ダノン)にとっては本業の水にかかわるグローバルプロジェクトである点。2点目は持続性を重視した支援内容となっている点。3点目は消費者が参加しやすい支援の仕組みになっている点。4点目はプログラムを効果的に広める認知活動をおこない支援している点など。
キャンペーンも既に5年目に入り、今後どうやって消費者の賛同を得続けていくべきかをグループワークで話し合い会社側に提案した。
私(およびグループ)の提案は、より消費者参加型のプロジェクトに変更していく方向。例えばNPOにマリに水を増やすためにどうすればいいかを提案してもらい、消費者に投票してもらい、その上位プロジェクトに寄付を分配するなど。
また、水は低関与製品なので、いかに消費者側の関与を増やしていけるかがポイントでもある。キャンペーン期間中3ヶ月はペットボトルの色をピンクにしたり、リボンをつけたりするなど。ソーシャルメディアを活用する方法性も考えられる。例えば、ボルヴィックを飲むと、携帯でチェックインし、飲んでいる者同士の交流を増やすなどして、新しいソーシャルグラフを生み出すなど。
このキャンペーンはグローバルにおこなわれているが日本のキャンペーンが一番反応がいいらしい。寄付やコーズがメジャーな国よりも、それがまだ根付いていない日本の方が、手軽に参加でき、しかも目立つということか。
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