2010年9月29日水曜日

ソーシャルメディア時代のパラダイム:コンテクストマーケティング

 ソーシャルメディア時代の新しいマーケティングをどう名付けるか? 私はコンテクストマーケティングというのはどうか?と考えている。

 バイラルループ(アダム・ペネンバーグ著)の佐々木氏のまえがきによると、ソーシャルメディアの進化した背景には、例えばツイッターの情報収集には「あの人から流れてきた情報」「その情報についてフォローしている人たちの感想」というコンテクスト(文脈)が付随していることがある。このコンテクストが社会との接続性を生んで、情報に対するある種の安心感をもたらしている。堀江モンが言っている、ソーシャルフィルタリングである。

コンテクストがあって初めて情報、コンテンツが流れるし、そのコンテクストから流れてきた情報ということでそもそもその情報の信頼度が高いわけである。

あらゆる情報が流れるためには、その前に情報通路(これがコンテクストにあたる)がなければならない。その情報通路は検索時代のパラダイムではユーザーが選ぶことができなかったが、ソーシャルメディア時代にはそれを選ぶことができる。これが大きな違いだ。
情報通路がどう形作られているかを見極めた上で情報を流さないとそれがどこにいくかもわからないし、バイラルに広がるかどうかもわからない。

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