いろいろなプロジェクトを評価する時、「これってソーシャル的だよね」「それってソーシャル的じゃないよ」とか、とか言うけど、実際にソーシャルを定義しようとするとなかなか難しい。
私はお陰さまでという言葉が好きです。その精神が好きです。私は、このお陰さまの精神がソーシャルに関係していると思います。
あるAさんが、Bさんに親切なことをしてあげて、Bさんはその親切なことに応える行為をAさんに返す。これは当たり前な話です。貨幣経済の基本です。
BさんがそれをCさんに返してあげて、CさんがDさんに、DさんはAさんにとぐるぐると周り、誰から受けたとか、誰に与えたとかあまり考えずに、みんながよくなれば自分もよくなるからいいじゃん、みたいな感覚が生まれてきます。
貨幣経済だとこの関係をつくることが難しい。しかしボランタリー経済や、情報経済で生産コストがかからない場合は可能となります。ゼロサムでないプラスサムの世界。そして、それを支える暗黙のルールや規律の存在など。
お陰さまで。みんなのお陰。コミュニティに帰属している恩恵。この辺りに、私はソーシャル性の本質を垣間みます。
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