株式会社ソーシャルインパクト・リサーチ代表パートナー。慶応大学大学院(KBS)卒。早稲田大学院環境エネルギー研究学科博士課程在籍中。証券アナリスト。持続可能な社会の実現のために、ソーシャルインパクトの評価測定、そしてソーシャルインパクトをお金にかえる仕組みを提案。ソーシャルインパクトの評価測定、インパクトファンドの運営等を事業としておこなう。Twittier:kumataku1
2011年5月25日水曜日
ソーシャルメディア会計の提唱
ソーシャルメディアの効果を捉える上では、新しい会計、新しいソロバンが必要になるのではないか?
例えば、ソフトバンクの孫さんの100億円の寄付について考えてみよう。
このニュースは、TVでも放送されたがTwitter上で118万人のフォロワーに瞬時に伝わった。
会計上は、寄付は100億円のマイナスになる。
しかし、ソフトバンクへの効果面は、
広告PR効果
消費者からの好感度が高まる効果
新たなファン、ソーシャルグラフを拡大する効果
エンゲージメントを高める変化
消費者の行動を変える効果
さらに、将来の新事業の展開オプションを生む効果
など、さまざまなプラスの効果を生む。
従来の会計では、-100億円のマイナスだが、これらの効果を考えると、十分にプラスの投資にすることは可能だ。
ポイントは、
投資として考える
ソーシャルグラフが大きいほど情報伝播が高まり、プラスの効果を刈り取りやすくなる
行動変容の効果を金額j換算する
TwitterやFacebookが普及したハイパーコネクテッド社会では、情報伝播の力が強まるほど、ソーシャルキャピタル、ウッフィーを増やす好意は、プラスの効果を生みやすいと言えるだろう。
この考え方は、ソーシャルメディアのプロジェクト効果の換算や、CSRにも応用することができる。
CSRで例えば1億円の義援金。
これを、費用としてでなく投資として考える、
まず、広告PR効果を換算する←ただし、これは自社のソーシャルグラフの大きさによる。
新たなソーシャルグラフを拡大する効果
行動変容の効果(協力してもらいやすくなる、購買促進など)を勘案する。
ソーシャルインパクト、ソーシャルキャピタルをどう捉えるかがますます重要になってきたのである。
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