2012年6月21日木曜日

貨幣経済と評価経済の両方で評価される人って誰かな?



貨幣経済で評価されるというのはお金儲けがうまい人
評価経済で評価されるのは、その人と友達になりたい人が多かったり、その人のためなら何か親切なことをしてあげたいと思う人が多かったり、話を聞いてみたいという人が多い人のこと

当然、一方も満たすのも難しいが、両方満たすのはもっと難しい、、、。必ずしも一方を満たしたからといって、もう一方を満たしやすいかというと、そういうことでもない気がする

両方を満たした稀な例としては、
ホリエモン、はどうだろう。IPOして実業家として成功。一方で、ユニークな発想と行動力から、メルマガでも購読者が多いしTwitterのフォロワーも86万人と凄い数だ。

対極なのは、村上ファンドの村上さん
ファンドでお金儲けには成功したけど、あまり村上さんと友達になりたいとか、彼の話を聞きたいという人を聞いたことがない。蔭では、チャリプラなどの慈善活動にお金を出しているのだけど、それは一般にはあまり知られていない話しだ。

Campfirestudygiftの家入さんはどうだろうか?

IPOに成功したという点で貨幣経済では評価されたが、まだ評価経済では評価が定まっていない。貨幣経済と評価経済の比率でいうと、9:18:2ぐらい。この家入さんのキャラ評価もstudygiftの失敗にも大きく影響したと思う。この世間の評価が5:5であればstudygiftもローンチに成功していた可能性もあるのではないか?
 
思考実験として、studygiftの運営がReadyfor?の米良はるかさんだったら、みんながその意図のピュアさに疑問を持たなかっただろうね(笑)

灰色の違いはホルムズ海峡ほど大きいからね。

マイケルポーターは共有価値(creating shared value)ということで、企業は経済的価値と社会的価値の両方を追求しなければならないと説いている。

個人も同じように、この2つをどう満たしていくか、戦略を練る時代に入ったと思う。個人は企業の相似形だからだ。これが、社会起業家が注目される背景でもある。


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