2012年9月30日日曜日

持続可能性の2つの基準



人間を含めた、あらゆる種が長期的に繁栄するためには、
自然淘汰に強いという基準(自然環境に適したものが成長し繁殖する)と、
性淘汰(異性にもてる)という基準、この2つの基準を同時にクリアーする必要がある。

 仮に、この2つの基準が異なった場合はどうなるだろうか?

長期的に繁栄するのが難しくなる。

この2つの基準が異なった例として、よく引き合いに出されるのはクジャクの雄である。クジャクの雄は尾っぽに飾り羽が立派なほど異性にもてる(第2の基準)、しかし、同時に動きが鈍くなり外的の餌食になりやすいのだ(第1の基準)。

結果として、クジャクも、人間が保護しなければ絶滅していたかもしれない。

人間の経済はどうだろうか?

グリーディに経済的利益を追求して環境変化に強いという基準と、
社会に貢献し社会に好かれるという基準、

 この2つの基準が異なる場合、長期的には持続可能ではなくなる。つまり、経済的価値と社会的価値の基準の調和が必要ということだ。両方を満たすソーシャルイノベーションが経済が持続可能になるには必要ということだ。


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