2014年2月3日月曜日

インパクト評価は通貨になりうるか?


ソーシャルセクターでインパクト評価、例えばSROIによって、プロジェクトや事業の価値を客観的に示すことができるのではないかという期待感が高まりつつある。

いわば、インパクト評価が通貨になるのではないかという期待である。

通貨になる条件は、誰もが同じような価値として受け取ることができることである。その結果として、流通性が生まれる。

しかしながら、私はインパクト評価に対する過度の期待は大きな失望のもとになるのではないかと懸念する。

現状は、中途半端な、自己目的的なインパクト評価が横行し、数字が一人歩きし、 逆に、SROIやインパクト評価の信頼性が失われるリスクの方が高いように思われる。

プラス面
NPOや企業CSRの社会的価値評価が普及する

マイナス面
数字の1人歩き
逆に、SROIの信頼性が失われる

第三者評価によって客観性を担保しようとして、上から目線で価値の代理変数を設定しても、そのプロジェクト関係者からの共感は得られないだろう。

そのプロジェクトのインパクトは何か? 社会的な価値が本来何を意味するのかを、やはり関係者を含めて議論することからスタートするべきだろうと思う。


0 件のコメント:

コメントを投稿