2010年10月27日水曜日

ソーシャルメディアの今を振り返る

 3ヶ月前にはTwitter関連本の出版ラッシュが続いたが一服感がある。現在は、Facebook関連のスタート本ラッシュが始まりつつある。コンサル会社のセミナーもTwitterからFacebookに主戦場を移しつつある。ほんと、早いですね。

 現状の位置づけからすると、Twitterはオープンなメディア、FacebookはTwitterと比較するとかなりクローズドなメディアになっている。Twitterのフォロワーの数とFacebookのフレンズの数を比べてみて下さい。

 流れ的にはオープン→クローズ→マネタイズになるとは思います。ただし、現状、Facebookの普及率、勢いがついてきたとは言え、米国とはまだ状況が違います。この当りをはきちがえると効果が出てきません。この流れとスピードを戦略的にマーケティングに活かして行くかは企業の腕の見せ所だとは思います。ブランドのない会社や小さな会社はやっぱりTwitterをまずは地道にやり、潜在顧客基盤を広げるということではないかと思います。コンテンツを磨くことによって誰でも目立つことができる。これが、オープンなネットワークの最もいいところですから。

 フェーズとしても、アメリカの先進事例を学ぶという段階(ループスさんの貢献が大きいと思います)から、どう実際の運用からインプリケーションを導くか、plan do seeからさらにどう軌道修正してより効果的なplanを練るのか、より戦略的なマーケティングにソーシャルメディアを取り込んで行くかという段階に入ったと思います。盛んに行われていた無料セミナーも有料化が増えつつあります。勉強の段階終わり。ソーシャルメディアに参入するかどうか悩む段階は終わったということです。

 リアルとバーチャルをどう連携させるか? Twitterでどう集客するかも、リアルな関係も重要になります。インフルエンサー、コミュニケーションハブのような方を媒介にするとスムーズにネットワークを広げることができます。これを大企業は常に考えなければならないテーマの1つですね。

 既存メディアとソーシャルメディアをどう位置づけるかという問題もあります。最近、mixiのユーザー反応が極めて悪いと思いますね。このメディアは集客ツールとしての位置づけはこの1年でかなり地盤沈下したんじゃないでしょうか? Twitter普及の最大の被害者はmixiというのが私の仮説です。いい方法あったら教えて下さい(笑)

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