2011年10月24日月曜日

大企業とベンチャー企業のマーケティングの接近

マーケティングの前提条件の変化
大企業とベンチャー企業のマーケティングの接近



 これまでは、大企業のマーケティングとベンチャー企業のマーケティングのフレームワークは大きな違いがあった。大企業は潤沢な広告費をもちマスメディアを使うことができたのに対して、ベンチャー企業はその資金的な余裕がなかったからである。

 しかしながら、ソーシャルメディアのマーケティングにおいて、その状況は大きく変わってきている。ソーシャルメディアのマーケティングでは媒体費用は無料かごくわずかな費用しかかからない。

 また、これまでのマーケティングの4Pに加えて、5番目のP(人)が重要になり、ヒューマンタッチが重要になり、このことはむしろベンチャー企業にとって有利になる要素もあるからだ。

ソーシャルメディアのマーケティングにおいてベンチャー企業も大企業に競争上大きく不利になることはないのだ。ソーシャルメディアのマーケティングにおいて大企業の方がベンチャー企業よりも効果をあげやすいかというとそういうこともない。

 実際に、Facebookのファン数にでも、大企業に伍してベンチャー企業が健闘しているケースも多いみられている。

むしろ、ソーシャルメディアの基本を押さえて正しいステップを踏んでいるかどうかの違いの方が大きいと言える。

 図表●は筆者が企業のソーシャルメディアのマーケティングを提案する際に用いるフレームワーク、戦略マップである。このフレームワークは大企業でもベンチャー企業でも区別なく使うことができる。

手順は7つのステップに分けられる。
1目標の設定
2ブランディング
3顧客ターゲット
4ソーシャルメディアミックス
5コンテンツ配信管理
6ブレインストーイング(戦術の決定)
7ソーシャルメディア効果測定

(詳細は省略)

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