2012年10月25日木曜日

ソーシャルファイナンスのテーマ

 全国NPOバンク連絡会の常任理事会にオブザーバーで参加させてもらった。いろいろと議論で参考になることが多かった。

 世の中のいいことにお金を回そうという意味では、NPOバンクはソーシャルファイナスの一部であり、その一つの手段という位置づけである。

 私が目指しているのは NPOバンクという手段よりは、クラウドファンディング、P2P型ではあるが、その関連性は非常に強い。

ソーシャルファイナンスのどういう手段を用いるのがいいかは、対象者、資金使途、状況によって異なる。

日本の今後のソーシャルファイナンスのテーマとしては、

生活保護費が拡大し、不正受給が社会問題化しており、生活保護費の予算は絞られる方向にある。しかしながら、生活保護から脱出するための手段は絶対に必要。むしろ問題は、生活保護から抜け出すことができないという点になり、そこで、ソーシャルファイナンスを活用しようという議論もあり、どう位置づけられるかがポイントとなる。また、中間的就労が必要という議論があり、それを支援するという位置づけでもソーシャルファイナンスが使われる可能性がある。

もう一つは、休眠預金の活用。この政策は民主党が推進してきたが、自民党は否定的であるから実現は難しいかもしれない。もし実現した場合には、その受け皿はどこかということになる。

 

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