富士フィルムがソーシャルメディアポリシー(SMP)を公開した。
ソーシャルメディアポリシー(SMP)とは、従業員などがソーシャルメディアを利用する際の考え方や守るべきルールなどガイドラインを示したものである。
富士フィルムのソーシャルメディアポリシー(SMP)は基本的に非常にシンプルな構成になっている。ソーシャルメディアとは何かを定義し、 富士フイルムグループの「企業行動憲章」と「行動規範」を追加することで従業員のガイドラインとし、さらに、公式な発表・見解はソーシャルメディアではなくウェブサイトで行うと利用ユーザーに注意を喚起している。
従来オフラインで用いられているグループの「企業行動憲章」と「行動規範」をオンライン(ソーシャルメディア)でも行動ガイドラインとするのは一つの見識ではある。
私は3つの観点からソーシャルメディアポリシー(SMP)を採点する。
① 従業員の行動のガイドラインが明確化するか?
② お客さん(潜在顧客も含めて)からみてもその行動ガイドラインは納得性が高く明確なものであるか?
③ 従業員のソーシャルメディア活動をエンパワーするものであるか?
以上の観点からすると、残念ながら、富士フィルムがソーシャルメディアポリシー(SMP)5点中2点程度。この低評価は通常のオフラインの基準をオンライン(ソーシャルメディア)にそのまま持ってきた構成によるものである。この理由を今後ソーシャルメディアポリシーを公開する会社は考えてもらいたい。
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