2010年8月17日火曜日

ソーシャルゲーム業界の戦争勃発、まだ勝負はついてはいない

7月末のユーザー数で、グリーは2125万人、mixi2102万人、DeNA2048万人と、グリーがSNS最大のユーザー数となった。ソーシャルゲームのオープン化では出遅れたグリーが急速に追い上げた形となった。通常はプラットフォーム間の競争はデファクト化の論理が働くので先行有利となるはずだが、現実はそうなっていない。それはなぜか?

理由は2つある。
1つ目の理由は、もともとのプラットフォーマーのユーザー層の違い(年齢層、ゲーム好き層の多さ)。この点で、グリーとDeNAはmixiと比較して有利であった。

2つの理由はまだ実はプラットフォーム間の勝負はついていない。ソーシャルゲームのプラットフォーマーには2つの顔がある。プラットフォーム運営会社としての顔と内製ゲーム制作者(SAP)としての顔。現在はまだソーシャルゲームの黎明期でありSAPとしての顔がDeNA、グリーで大きくなっている。今後、ソーシャルゲームが拡大するとよりプラットフォーマーとしての顔がより重要になっていくはずである。SAPの競争優位期間はプラットフォーマーの競争優位期間と比べて短命である。

というわけで、プラットフォーマーで有望なSAPの囲い込み戦争が勃発している模様。

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