8月24日、特定非営利活動法人ピースウィンズ・ジャパンがソーシャルメディアポリシーをウェブで公開した。「ソーシャルメディアポリシーの利用目的」、「ソーシャルメディア参加および情報発信にあたっての心構え」と「利用者の皆様へ」という構成になっている。内容自体は斬新な内容が含まれるわけではないが、NPOがソーシャルメディアを支援者に対して情報を伝達手段する重要なチャネルと認識する方向性は望ましい方向である。
NPOの成功(持続)は、明確なミッションを掲げること、そして、そのミッションの重要性を人々に伝えることで支援者(ボアンティア、寄付者等)を増やしていくことで可能となる。NPOには共感力が必要なのである。しかしながら、日本ではNPOが社会とのコミュニケーションをとるのが下手である、失敗していると指摘するNPO関係者が多い。
ソーシャルメディアは人と人の思いをつなげる有効な手段であり、これがNPO、ソーシャルエンタープライズと極めて相性がいい。欧米では、ソーシャルメディアが思いを伝える情報伝達手段としてだけでなく、お金の流れ(寄付プラットフォーム)としても、特にFacebookは既に大きな役割を果たしている。
今後、NPO、ソーシャルエンタープライズが社会に対して大きなインパクトを与えていく(大きくなることが目的ではない)上で、ソーシャルメディアを有効に使えるかどうかが重要な条件となっていくだろう。
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