2010年9月7日火曜日

コトラーのマーケティング3.0って面白いの?

 「コトラーのマーケティング3.0」が出版されたので読んだ。副題にはソーシャルメディア時代の新法則と書かれているが、これは原本には書かれておらず、売るためのキャッチである。

 マーケティング1.0は製品を販売することが目的。マーケティング2.0は顧客を差別化によっていかに満足させるかが目的。マーケティング3.0で、世界をよりよい場所にすることが目的となり、マインドとハートと精神性を持つ人人的存在として考え、価値を追求といけないというのがざっとした内容。最後に、マーケティング3.0の10原則を掲げているがこれはややチープな感じがした。

これからは刺激を受けた私の考え
 ソーシャルメディアによって、顧客1人1人が結びつき、セグメントマーケィングが有効性を失いつつある。アプローチできるのは個ではなく、その自律的集団であるコミュニティだけとなる。その場合の企業とユーザーとの関係性は販売する者と購入する者という関係ではなく、企業もコミュニティの参加者という位置づけになる。パワーは企業からコミュニティに移り、企業は顧客の支配力、コントロール力を失う。有効な戦略は健全なコミュニティを育て、寄り添うような関係を維持することか? そのためには企業のミッションを掲げ、ストーリーを語り、内と外の間の垣根を取り払い、完全な透明性を獲得しなければならない。

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