2010年10月5日火曜日

ソーシャルビジネス:生き残る組織アーキテクチャーは?

フローレンスのケーススタディ勉強会で考えた事前質問の紹介。
「フローレンスはNPOという組織形態を採用していますが、NPOである必要性があるのか? 株式会社では駄目なのか? 組織形態のメリット、デメリットを考えてみてください。」

 この問いに対して、正直、自分自身明確な答をもっているわけではない。評価の基準をまず何にするかが問題となる。それぞれの組織形態によって目的が異なり、それにともない評価基準も異なるはず。

 通常のビジネスを考える場合は、環境と戦略に基づき、組織アーキテクチャー(意思決定の権利、評価システム、報酬システム)を、最適に決めていくアプローチをとる。組織アーキテクチャーは組織形態(NPO or 株式会社)によって異なるものになる。

 環境が異なれれば、戦略が異なれば、最適な組織アーキテクチャー、そして最適な組織形態も異なるものとなる。

 時代を通じて、競争を通じて、生き残っていく形態が適者生存の理となる。今後を考えると、ソーシャルベンチャーも株式会社形態がドミナントになると私は予想しています。

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