2010年10月7日木曜日

ソーシャルベンチャー:今後の戦略を考える

 今日がいよいよ、社会起業ケーススタディ勉強会だが、事前質問の問いに、
「今後のフローレンスの方向性について評価して下さい。あなたが駒崎氏の立場だったなら、「病児保育事業」についてどのような成長戦略を描きますか?」

 今後の展開で一番の岐路は、フローレンスは病児保育のこの領域にとどまるべきか? それとも他の分野に進出すべきか? フローレンスのミッションは「こどもの熱や軽い病気の時に、安心して預けられる場所が圧倒的に少ないという病児保育問題を解決する」。他の分野に進出するのであればミッションからはみ出ることになる。

 企業でも無関係な分野への多角化はパフォーマンスが低いが、強みやコンピタンスをもとにした多角化展開は成功確率が高いとされる。ならば、フローレンスの強みはどこにあるのか? どこにその強みを活かすべきか? 

 問いをさらにブレークダウンすると、「フローレンスはどのような新しい問題に直面しているか? フローレンスにどのような新しい機会があるか? 組織にとってどのような新しい課題が現れているか?」
 また、「顧客のニーズはどう変わっていているか? 顧客の価値はどう変わってきているか?」なども点検する必要がある。

 現実はどうあれ、必ずしもそれが正解とは限らない。ケースの場合はその時の情報のみで決断することで、意思決定能力を磨くのが目的だ。

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