ソーシャルベンチャーに対する批判の一つに、民間企業と比較すると大した売上、利益になっていないじゃないかというものがある。確かに、ソーシャルベンチャーで有名なフローレンス、(株)いとどりにしても売上は2億円程度だ。民間企業ではこの数字だけでは胸を張って成功とは言い難い。
ただし、ソーシャルベンチャーのもたらした価値を論じる場合に、金銭的な価値以外に、ソーシャルな価値、ソーシャルインパクトがあり、それをどのように測定するかが問題となる。
葉っぱビジネスで有名な「いろどり」のケーススタディを読んでみた。この会社のソーシャルインパクトは、高齢者が生き甲斐をもって働けたことによる健康増進効果、Uターン者が増えた効果、地域コミュニティの活性化、見学者が増えたことによる宿泊施設の潤いなどがある。
つまり、株主以外のステークホルダーが受け取るソーシャルインパクトある。
また、このビジネスを参考にして他の高齢化・過疎化地域でも新しいビジネスにチャレンジするなどのスピルオーバー効果も期待できる。
このような主張もソーシャルインパクトをより具体的数値で説明した方が説得力がますので、私はそのようなチャンレジ、ソーシャルインパクトの可視化に取り組んで行きたいと考えている。
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