株式会社ソーシャルインパクト・リサーチ代表パートナー。慶応大学大学院(KBS)卒。早稲田大学院環境エネルギー研究学科博士課程在籍中。証券アナリスト。持続可能な社会の実現のために、ソーシャルインパクトの評価測定、そしてソーシャルインパクトをお金にかえる仕組みを提案。ソーシャルインパクトの評価測定、インパクトファンドの運営等を事業としておこなう。Twittier:kumataku1
2011年11月2日水曜日
野田首相ってホントにソーシャル向きなの?
野田首相ってホントにソーシャル向きなの?
ループスの斉藤さんが、野田さんは演説もうまいですし、ソーシャル向きっぽい方だなと思います、と発言している。
http://news.livedoor.com/article/detail/5990292/?p=1
これってあっている?
ソーシャルメディアを選挙で活用した事例でよく挙げられるオバマと比較すると、まったく真逆ではないかと思う。
オバマ チェンジという行動を呼びかけるわかりやすいメッセージを発信
対して、野田首相は自らをどじょうと称した点ではその点だけは話題にはなったが、増税、震災復興、福島原発問題などの政策も、感情をよびおこさせるメッセージにはほど遠い。
情報発信力 ×
行動や言動が人のうわさになる ×
感情をよびおこさせるメッセージや行動をよびかかけるメッセージ ×
透明性 ×
つまり、国民にとって野田首相は(低関与、論理性)のセグメントに位置しており、ループスの斉藤さんが言うソーシャルに向く領域(高関与 感情)領域には全く入っていない。
歌手でソーシャル向きは言えばレデイガガだ。自らをソーシャルオブジェクトに徹して、情報発信、インタラクションを生み出す姿はまさにソーシャル向き。
野田首相は冷えたピザと称された小渕元首相に近く、とっても、彼の、言動や行動がソーシャルメディアを通じて様々なソーシャルグラフで伝播するという形になっていないのだ。これはTwitterの引用件数を検索してみるとはっきりわかる。
ソーシャル化の本質は自らが発信するよりも、それが多くの人によってシェアされるかどうかが本質なのだ。
結論:演説がうまいのとソーシャルに向くかは関係ないのだ。
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