2012年6月11日月曜日

日本企業の企業ソーシャルキャピタルの問題点が危機を拡大させる

元オリンパス社長である
マイケルウッドフォード氏の言葉

「目上の人を尊敬するという日本的慣習が行き過ぎた面もあるのだろう。年上の人が間違ったことをした場合、その追求に遠慮がちになってしまう」

1人1人はいい人間なのに、なぜ集団だと良心に反する行動をとるのか」という言葉も残している。

ソニーにせよ、パナソニックにせよ、この年上の人が間違ったことをしても、その追求に遠慮して、結果として、軌道修正が遅れた面が危機を招いた面があることは否めないのではないか。

ソニーの出井さん時代、パナソニックの中村さん時代のプラズマへの傾倒など、過去の投資の失敗の対応に現在も追われている。

この原因の1つに、私は日本の企業ソーシャルキャピタルの形態が影響していると考えている。
企業ソーシャルキャピタルは8パターンに分類することができる。


日本の優良企業もまだパターン5優良企業型パターンが多いのだ。

社会とのつながりを強化することで、社会からのフィードバックをより迅速に活かせる経営体制(パターン1理想型)への脱皮が必要となるだろう。

0 件のコメント:

コメントを投稿