ソーシャルビジネスと広告ビジネスはある意味では近い面がある。どこが?と思われる方も多いかもしれないが。
ソーシャルビジネスはサービス受益者とお金の支払い手が異なるケースが多い。
広告ビジネスも、例えば地上波テレビは消費者がサービス受益者だが、お金を支払うのは企業スポンサーであって、サービス受益者の消費者ではない。
この違いがあるために、企業がスポンサーになるかどうか、企業スポンサーがいくら支払うかは、間接的な指標に基づいている。それは、視聴率である。
ソーシャルビジネスではこれはソーシャルインパクトにあたる。
企業の社会的インパクトを用いて、ステークホルダーからお金を出してもらう必要がある。
企業のインパクトを、経済的価値と社会的価値で捉えると、フリーにすることで、直接的な経済的価値はゼロになるが、社会的な価値はその分、多くの消費者が視聴者になることになって高まる仕掛けである。
視聴率という指数も、もともとはそれほど信頼性が高いものではないが、長く使われていることで一定の信頼を得ている。
これから、ソーシャルインパクトという指数も、信頼を得ることができるだろうか?
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