「日本でいちばん大切な会社」シリーズで有名な、坂本光司教授の講演会に参加した。
坂本教授は、良い会社の条件として、以下の11つの共通点を挙げている。
1.
人を大切にする
2.
人財の確保、育成を怠らない
3.
社会貢献する
4.
景気、流行を追わない
5.
価格競争をしない
6.
ある特定の企業、商品に過度に依存しない
7.
昨年までの商品に過度に期待しない
8.
トコトン顧客に尽くす
9.
ぬくもりのある家族的経営
10.
業績や成長ではなく、継続、幸福、正義を重視する
11.
自己資本比率を重視する
良い会社の条件は、人に関するもの、組織に関するもの、経営スタンスに関するもの、企業の目的に関するものにわけることができる。
では、ビジネスモデルはどこに位置づけられるのか?
この疑問を、講演後に坂本教授に質問してみた。
坂本教授のフレームワークの中ではどのように位置づけられるのか?
坂本教授の解答は、自分のフレームワークはいわゆるMBAのフレームワークとは異なるとの解答であった。
私は以下のように理解した。
坂本教授が選定した良い企業は、存続年数が長い長寿企業であったり、企業利益率が高い企業が選ばれている。だから、坂本教授のこれらの良い企業も、儲かる仕組みつまりビジネスモデルをもっているはずだ。
しかしながら、比較的中小企業やサービス業が多いので、社員のやる気や経営者の能力、熱意などの重要性が高いのではないか? そのため、儲かる仕組みや結果よりも、何のために儲けようとするのかという企業の目的や理念の重要性が高いのだ。
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