昨日は、原丈人さん率いるアライアンス・フォーラム主催の公益資本主義を考える日本円卓会議に参加。
何故、今、公益資本主義なのか? 何故、新しい資本主義を考える必要性があるのか?
その理由は、これまでの資本主義を支えてきた前提が正しくなかったか? もしくは、その前提に変化が生じたからである。
これまでの資本主義の一番の大前提は「アダムスミスのパラダイム」である。神の見えざる手、つまり、市場メカニズムによって、ミクロの競争がマクロの安定をもたらす、私欲が公益をもたらすというのが大前提になっていた。
何故、今、公益資本主義なのか? 何故、新しい資本主義を考える必要性があるのか?
その理由は、これまでの資本主義を支えてきた前提が正しくなかったか? もしくは、その前提に変化が生じたからである。
これまでの資本主義の一番の大前提は「アダムスミスのパラダイム」である。神の見えざる手、つまり、市場メカニズムによって、ミクロの競争がマクロの安定をもたらす、私欲が公益をもたらすというのが大前提になっていた。
しかしながら、この大前提は必ずしも正しくないケースがある。個々の企業が一生懸命に儲けようと、ROEを高めるために競争しても、それが結果として、公益を損なうケースが生じうるのだ。
実際は、外部性が生じると、ミクロの競争はマクロの安定をもたらさない。アダムスミスパラダイムは成立しない。福島原発事故を考えると、外部性が生じると、国の、地球の持続可能性を損なうケースも起こりうるのだ。
この企業と社会の関係が変化したことによって、企業が外部性にどう対処していくかが非常に重要になってきた。
これからの経営のあるべき姿は、外部性を内部化すること、その外部性をソーシャルイノベーションによって宝の山にすることができるかどうかだろう。
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