2011年3月17日木曜日

マス広告/ソーシャルメディア広告をどう配分すべきか? 5つの命題

マス広告/ソーシャルメディア広告をどう配分すべきか? エンゲージメントROI理論から4つの命題を導く

この問題はQuoraをみても誰も正解を出していない難問。不完全ながらトライしてみたい。

現在、様々な企業がソーシャルメディアに興味をもち、実験的な取り組みがなされているが、多くの企業は、「既存マス広告とソーシャルメディアをどう配分していくか」に関して解答をもっていない。非常に悩ましい問題となっている。

 この問題を解く上の前提として、ソーシャルメディア広告を通常の広告のように費用と考えていると、正解を得るのは難しいと思う。ソーシャルメディア広告は投資として扱うべきだからだ。ROIを最大化するという観点でしかこの問題は正解が得られない。

以上を踏まえた上で、5つの命題を提示してみたい。

命題1
ユーザーとのエンゲージメント、関係性を深めことができる企業、業種ほど、ソーシャルメディア広告のウェートを高めるべきである

命題2
顧客生涯価値が高いほど、ソーシャルメディア広告ウェートを高めるべきである

命題3
口コミ効果が期待できるほど、ソーシャルメディア広告ウェートを高めるべきである

命題4
ライトユーザーからヘビーユーザーまでのエンゲージメントデータ(ladder of engagement deta)を取得、判別できる手法をもつ企業ほど、ソーシャルメディア広告のウェートを高めるべきである

命題5
ユーザー価値(willing to pay)とプライシングを一致できるほど、ソーシャルメディア広告のウェートを高めるべきである


この5つの命題で、必要性と十分性を満たしていると思いますが、いかがでしょうか? 逆に言うと、以上の4つのポイントを満たすことがソーシャルメディアをうまく活かせる企業の条件となる!

0 件のコメント:

コメントを投稿