2011年3月16日水曜日

ソーシャルメディアマーケティングの成功の秘密はエンゲージメントデータの活かし方

セスゴーディンのthe domino projectという新しい出版を作るアプローチでpoking the boxという本を販売した。アマゾンでタイトル、著者名なしで売るという点も面白いが、私が興味深かったのは先行販売では本を1ドルと格安で販売した点である。

従来の情報財の販売は鮮度が高い段階で値段を高く、鮮度が落ちるにつれてユーザー価値の低下とともに価格を下げて行くパターンが一般的。

これに対して、先行販売を買いたいと思う、価値を評価する人たちにまず安く販売するという逆のアプローチをとっている点が興味深い。

マーケティングのプロ、セスゴーディンならではの周到な計算があってのこと。先行販売を購入する本当のファンが知り合いに10人、100人と口コミしてくれれば採算はあうはずだ。

これはエンゲージメントの違いを利用したマーケティングのである。ソーシャルメディアマーケティングはエンゲージメントデータを活用してそれをマーケティングにどう活かせるかが成功のポイントなのである。また、そのエンゲージメントの違いをどうユーザーに表明させ、プライシングに反映させるかがもう一つのポイントなのだ。

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