株式会社ソーシャルインパクト・リサーチ代表パートナー。慶応大学大学院(KBS)卒。早稲田大学院環境エネルギー研究学科博士課程在籍中。証券アナリスト。持続可能な社会の実現のために、ソーシャルインパクトの評価測定、そしてソーシャルインパクトをお金にかえる仕組みを提案。ソーシャルインパクトの評価測定、インパクトファンドの運営等を事業としておこなう。Twittier:kumataku1
2011年11月19日土曜日
ROEからSROIへ 求められる新しい社会の評価軸
ブータンの国王夫妻の訪日は新鮮な感動を日本人によびおこしました。
今回、初めて、ブータンが採用している指標、国民総幸福度(GNH)を知った方も多かったと思います。
我々は、現在の資本主義の危機に対して、どのような新しいメガネ、尺度をもつべきなのか?新しいメガネをかけると、世界は全く違ってみえてくる。
私が考える新しいメガネは、SROIという社会的な投資収益率という指標です。もともとはソーシャルビジネスのリターンは経済的価値だけではないだろうということで、社会、様々なステークホルダーに対する便益を金銭換算して加えたものです。欠点もありますが、今のROIよりはbetterと思います。
これまでのパラダイム→これからのパラダイム
優先順位:株主→ステークホルダー
目標:時価総額→ソーシャルキャピタル
尺度:ROE(株主資本利益率)→SROI(社会的投資収益率)
価値創出の基盤:会社→地域、関心コミュニティのつながり
メカニズム:所有権インセンティブ→情報シェアリング
企業のありかた:競争→共創(コラボレーション)
価値フォーカス:価値の分配→価値の共創
目指す方向:成長性→持続性
いかがでしょうか?
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