2011年3月22日火曜日

日本政府はソーシャルメディアの良さを取り入れるハイブリッド組を目指せ

図表 中央集権型 VS ソーシャルメディア

中央集権型組織は、事実の確認を伴いながら、情報インプットが下から上にあがっていくので、情報のアウトプットは比較的安定しているが、時間がかかるという構造となる。

 ソーシャルメディア型は多数の参加者が入り、情報インプットに誤ったインプットも入るが、フィードバックループプロセスで情報の質を短時間で高めることができる。また、インプット情報としては様々な多様な参加者の情報インプットが入るために問題解決力の対応幅が広いという特徴を有する。ただし、信頼の担保措置を講じないと、そのアウトプットの質には偏りも生じる。

中央集権型組織は平常時には比較的うまく機能するも、また、情報が下から上に階層をのぼっていくために、時間がかかるし、例えば階層間にうまく情報を伝えられない場合にはうまく機能しない。現在のように、政府と官僚組織の連携がうまくいっていない時は情報伝達がうまくいかずに、緊急時にはうまく機能することが難しくなる。ここが最大の問題点だ!

今の日本政府は、中央集権型組織にあり、一足飛びにソーシャルメディア型に以降するのは難しい。

したがって、ハイブリッド型を目指せ。ソーシャルメディアで行われている様々な意見や知見を取り入れる部署なり、人員を配置すべし。

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