株式会社ソーシャルインパクト・リサーチ代表パートナー。慶応大学大学院(KBS)卒。早稲田大学院環境エネルギー研究学科博士課程在籍中。証券アナリスト。持続可能な社会の実現のために、ソーシャルインパクトの評価測定、そしてソーシャルインパクトをお金にかえる仕組みを提案。ソーシャルインパクトの評価測定、インパクトファンドの運営等を事業としておこなう。Twittier:kumataku1
2011年3月26日土曜日
情報がソーシャライズ化される意味とは?
情報を分類する新しい考え方を考案中です。媒体別(テレビ、ラジオ、雑誌、新聞、ネット、ソーシャルメディア)、また1次、2次情報という情報分類はリアルタイム性が高まり有効性を失いつつあると思います。先日も、中学生がNHKテレビの震災情報をUstream中継した例が有名になりましたね。
なぜ、この情報がソーシャライズ化されているかどうかが重要なのでしょうか? 情報という言葉をブランドと言い換えると、その意味がわかると思います。例えば、あるブランドが売れるかどうかはソーシャルメディア時代にはそのブランドのポジティブな社会的合意が形成できるかどうかにかかるわけです。
また、ソーシャルメディア時代には、ソーシャライズ化された情報は真実ではなくても、一般的に真実と受け取られますので、行動への影響力が高いという特徴があります。
例えば、ある情報、ブランドが提示されてから、その情報の評価にある一定のコンセンサスが形成されるプロセスは、ある意味での「社会的な合意形成プロセス」として位置づけられることができると思います。
社会的合意が形成される条件は、①ある一定の参加者の存在、②自由でオープンな形で十分なインタラクションが行われる、③評価決定にあたり重要情報が提供され、情報の非対称性の低下する、④評価軸(メタ認識)が形成される、などが挙げられると思います。また、参加者の評価がオープンに共有されるなど、参加者の評価の可視化の重要性も指摘できるでしょう。
ご参考 ソーシャルメディア時代の情報の新しい分類法?:情報はソーシャライズ化されたかどうかが重要?!
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