LinkedInの急成長が続いている。
登録ユーザーが1億人を超えた。今年日本に上陸するという噂もあり目が離せない。
インターネットを用いた人材マッチング業を振り返ると、
2000年以前はリクルートが紙媒体でおこなわれていた求人求職マッチングを、2000年10月にエン・ジャパンが設立され、インターネットを使った求人求職サービスを本格化させ、その後急成長した。
このエン・ジャパンとLinkedInのビジネスモデルを比較すると興味深い
求人企業は良さそうな求職者と面談して、人材の評価をおこない、採用するかどうかを決める。エン・ジャパンはあくまでマッチングしか行わない。人材の信用評価機能は求人企業が行っているのだ。
人材の評価は、情報の非対称性が非常に大きい分野。LinkedInのモデルは、プラットフォームを提供し、人材の評価機能をある意味でのマーケットに任せるモデルなのである。
様々なビジネス上の問題のやりとりやその人材のネットワーク等を見える形にすることによって、LinkedInは人材の信用評価機能も提供しているのだ。
仲介会社を不要とするダイレクトマッチング型モデル。これが、求人企業と求職者の両方の経済価値(Economic Value)を高めている。これが急成長の最大の要因だ。
LinkedInが日本で普及するかどうかのポイントは、どのような企業がこの人材の信用評価機能をある意味のマーケットに任せるか、それともこれまで通り企業内でおこなうかとかかるだろう。
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