新しい資本主義よ、こんにちは①
経済性のモノサシと社会性のモノサシの両方を使うことで、経済の本当の姿がみえてくる。お金で測れるものと測れないもの、見えにみえるものと見えに
見えないものの、利己と利他、自分と他人、善と悪、陰と陽、男と女、物事の両面をみることで初めてリアルな現実を捉えることができるのだ。
戦後、日本は、経済性のモノサシ一辺倒で邁進してきた。お父さんは夜遅くまで残業して、子育てはお母さんに任せっきり。世界からはエコノミックアニマルというあだ名を頂戴し、世界から恐れられていたのだ。確かに、お父さんの給与はどんどんあ
がっていったが、子供と遊ぶ時間も日曜日の数時間だけ。社会性のモノサシをもっていなかったのだ。
ところが、その経済性のモノサシだけで家庭もうまくまわらな
くなった。また、経済自体も経済性のモノサシだけではうまくまわらなくなり、ニッチもサッチもいなかくなって、完全に自信を失ってしまったのが今の日本の姿である。
今、必要なことは、これまでの経済のモノサシだけで物事を捉えることをやめて、経済性のモノサシと社会性のモノサシの両面から物事をリアルに捉え直す
ことである。
意外と、両方のモノサシで物事をみていると、危機と思えたことがチャンスに変わったり、思わぬ打開策が思いつくことも珍しくない。
0 件のコメント:
コメントを投稿