2012年11月11日日曜日

公益資本主義の基準作り


暫定的に、公益資本主義の3つの基準が提案されている。
持続可能性、公平性、改良改善性の3つである。

指標化しようという方針ではあるが、方向は大きく2つの方向がある。

これらの3つの基準に、
(1) それぞれの評価基準を設定するか?
    OR
(2)これらの3つの基準はおいておき、この3つの満たす結果、企業ソーシャルキャピタルが高まるという考え方をとり、その企業ソーシャルキャピタルを用いたサステナブル指標を出すという形である。

私は後者の方がいいのではないかと考えている。

この3つの基準は産業ごとによっても、かなり違いが生じるからである。安全性にお金をかけるということが公益を満たすといっても、その必要性は産業によって大きく異なる。一辺倒に、安全性にお金をかけているという基準を用いてしまうと、その差にゆがみを生じさせることになる。

つまり、この基準を指標化しても、比較可能性があまり高くならない。

後者の選択肢をとると、企業ソーシャルキャピタルは財務諸表から導くことができるので、より比較可能性を高めることができるのだ。。

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