2011年3月24日木曜日

ソーシャルメディア時代の情報の新しい分類法?:情報はソーシャライズ化されたかどうかが重要?!

 今、ソーシャルメディア時代に適した情報の新しい分類法を考えています。
通常は、情報がどのような媒体を通じて届けられたかによって分類します。
テレビ、ラジオ、雑誌、インターネット、ソーシャルメディア・・・と分類し、
消費者はテレビ情報を信じなくなった、友人経由のソーシャルメディアの信頼度は高いというように語ります。

しかしながら、
現在は、テレビ情報→ネット→ソーシャルメディアと、同じ情報が様々な媒体に流れていきます。その流れの一局面だけ捉えても、本当はうまく分類できないのです。

ですから、情報を媒体で分類するのは実はすごく難しくなっていますし、不適切になりつつあるのです。

そこで、
情報をソーシャライズ化されたかどうかで分類してみたらどうかという提案です。

ソーシャライズ化された情報:多くの人によってその情報がシェアされて、その情報の正しさがある程度担保された情報

ソーシャライズ化されていない情報:多くの人によってその情報がシェアされておらず、まだその情報の正しさの評価が定まっていない情報

以上のように情報を分類してみたらどうでしょうか?

なぜ、この新分類が意味があるかというと、ソーシャライズ化されているかどうかでその情報の価値が大きく異なるからです。

情報財の特徴は、伝達コストが低いので、多くの人に情報が所有されるほど、その情報は価値が高まります。ブランドなどもその最たるものでしょう。

もう少し、この情報がソーシャライズ化されるプロセスを今後考えて行きたいと思います。

政府の放射能漏れに関する発表なども、ソーシャライズ化されていない段階では情報価値が低い(行動に影響を与えることが期待できない)と言えるでしょう。

ご意見頂けたら参考になります。

2 件のコメント:

  1. "多くの人によってその情報がシェアされて、その情報の正しさがある程度担保された情報"
    →そもそもの情報が一次情報なのか、二次情報なのかによって違ってくると思います。多くの人にシェアされたことは情報の正しさを担保する指標としては弱いのでは?

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  2. ありがとうございます。一時情報、二次情報は、ある意味では従来メディアの分類と同じか、それをまたぐ形になると思います。情報伝達スピードが早くなった現代、この1、2次の区別はそれほど意味がないと思っています。多くの人に情報がシェアされるだけでは弱いですね。明らかに。ですから、このプロセスを区切って、ある段階で皆が異論がそれほどない状態ということを情報保有者が確認できる段階が必要だと思います。このプロセスは今後まとめていきたいです。

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